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原作・脚本・演出の藤沢文翁でございます。
今回は、私が登場人物の説明をさせて頂きます。
 
加納幸和 as サンジェルマン伯爵
 
彼こそは、政治家にして画家、言語学者にして科学者、音楽家にして数学者。そして最大にして最後の錬金術師 サンジェルマン伯爵!! 18世紀のヨーロッパで実在した人物ですが、どんな人物だったか・・・全て謎なんです。生まれも、育ちも謎のまま・・・人は色々な形で歴史に名を残しますが、「謎の人物」として後世に名を刻んだ人は数少ないでしょう。彼は不老不死とも言われており、実際にこの後も、歴史の様々な場所に現れたりします。いったい彼は何者だったのでしょう?サウンドシアターは革命前夜のパリをクローズアップします
 
 
諏訪部順一 as カリオストロ伯爵 (本名:ジュゼッペ・バルサモ)、他
 
この名前は有名じゃないでしょうかね? ロシアのエカテリーナからは命を狙われ、庶民からは愛され、フランス王家を滅ぼしたと言われ、錬金術師とも詐欺師とも言われ、最後は妻に裏切られ獄死した人物。サンジェルマンと二大巨頭の大錬金術師でありながら、どこか暗い影を落とす男です。今回で2回目の登場となります諏訪部順一さんですが、カリオストロに加えて何役も演じていただきます。僕はこのカリオストロ伯爵には黒い魅力と、その奥にある人間くささを感じてやみません!
 
 
沢城みゆき as シャルル・ド・モンモランシー子爵、他 
 
今回、サンジェルマン伯爵やカサノヴァ、そしてカリオストロ伯爵といった謎の人物達と出会うことで、人生が変わってしまった若者です。そういえば、今回は子爵とか、伯爵とか「爵位」が登場しますが、どのくらい偉いか分かりますか? 王、親王、大公、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の順位です。だからモンモランシーは下から2番目の位です。まあ、演じられる沢城さんは女王ですけどね。今回でサウンドシアター3回目となる沢城さんですが、今回も一人で何役にも挑戦して頂きます。お楽しみに!
 
 
紫吹 淳 as ジャコモ・カサノヴァ (本名:ジャンヌ・ヴァロア)
 
英語圏でHe is a Casanova !! 「あいつは、カサノヴァだ」といえば、「あいつは女ったらしだ」という意味になります。そのくらい、「モテる男」の代名詞。なんっていったって、1000人の女性と枕を共にしたというんですからね! さっきも言いましたけど、色々な方法で歴史に名前を刻めますが、「モテて」有名な人は本当に少ない。モテただけじゃなく、彼はビジネスマン、外交官、スパイ、政治家、哲学者、魔術師、20作以上の著作をもつ作家という肩書きをもった怪しい人物。今回は、旧王家のバロア家の落胤の女でジャンヌ・ヴァロアという女性が男装しているという設定になってます。宝塚ならではの、男女の演技の切り替えを楽しみにしたいところです!